和装人気で、神前式をはじめとする和の結婚式が注目を浴びています。そこで和婚に関する豆知識を織り交ぜながら、和の結婚式のすべてを紹介。衣装だけでは語れない、和婚の奥深さがここにあります。
和の結婚式といえば、神前式を思い浮かべる人が多いと思いますが、このほかに仏前式と人前式があり、昨今の和装ブームとともに、それぞれに注目が集まっています。

和装人気から、人前式も和のしつらいで行われています。
写真はホテル西洋 銀座の人前式の会場。もともと自由な
挙式スタイルだけにオリジナルな婚礼が可能に。
特に人気を盛り返しているのが神前式です。今でこそ和の結婚式としてキリスト教式と区別していますが、20年ほど前までは有名な神社やホテル、結婚式場などの神殿で行う神前式が婚礼の主流でした。
神前式が現在のような形になったのは意外と遅く、明治時代に皇太子(のちに大正天皇)が宮中の賢所(かしこどころ)で行った婚礼儀式がきっかけに。まず皇族がたがそれにならい、そこから一般向けに現在のような儀式のスタイルが確立されたといわれています。
一方仏前式は、主にその家の菩提寺となるお寺で行われていました。そのほとんどが熱心な信徒や仏教関係者であることから、神前式に比べ一般的とはいえませんでしたが、最近では古都の有名なお寺での結婚式が実現。普段は入れない場所で厳かに執り行われる仏前式は感動的で、今後一層人気が出そうな兆しです。
これらの2つが神仏に祈りを捧げる宗教的な儀式なのに対して、人前式は親族や友人など列席者を立会人として結婚を誓う挙式スタイルです。ドレスで臨むのが一般的でしたが、最近は洋髪に和装、式場のしつらいも和風にするなど、和の挙式としても注目が集まっています。
取材協力:明治記念館、京鐘
構成・文:山岸敦子
『グレイスフル・ウエディング2009秋冬』
特集「和の婚礼スタイル」より























