さて実際に婚約指輪・結婚指輪を買いに行くときのタブー、第1は「受け身の場所で買わないこと」。つまり展示会など売る側がしっかり売るぞ、と身構えている場所では絶対に買ってはいけません。そこには売る側が売りたい商品だけが揃えてあるからです。
第2のタブーは「友人や家族と連れ立って行くこと」。ここは断固、1人か愛しの彼と2人だけで行くこと。理由はジュエリーという商品は100%感覚商品だからです。つまりあなたが良いと思うことが大切であり、親友でも家族でも感覚が違います。アドバイスを貰ってもまったく役に立ちません。
第3は「宝石店、特に買うと決めた所へは、きちんとした服装で出かけること」。どう見られたいかは本人が決めて努力する。「人は見かけによるもの」。これが世界の常識です。お店側はじっと見ています。よい感情をもてばサービスもしたくなるから、こんなお得なことはない。
だから買うときには、きちんとした服装で、決してふんぞりかえらずに、堂々と言うべきことは言いながら、にこやかに振る舞ってください。(山口 遼さん)
「三者一致の法則」
私自身がジュエリー業に40年以上従事してわかった「三者一致の法則」をお教えします。それは、「お店の主人」と「そこに来るお客さま」「そこで売っている商品」は、そのレベルが最終的にはドンぴしゃりと一致するという法則です。つまり、変なオヤジの店や、こんな人とは付き合いたくないと思う客のいる店には良い商品はないということ。
お店に入ってその主人や集う顧客に違和感を覚えたら、そこにある商品はあなたの欲しいものではない。これはまず真実です、一つの目安にしてください。(山口 遼さん)
お店でこんなセリフが出たら注意
宝石店の「嘘」にご注意を。まずは「産地からの直接買いつけで安い」というセリフ。中間の問屋を省いたとか、イスラエルやベルギーで買いつけたとか、そんなことのできる小売店などほとんどありません。
第2の嘘は「この宝石は値上がりします」とか「産地で無くなります」というセリフ。歴史上、消えてしまった宝石などありませんし、値上がりするなら、売らずに持っていたほうが儲かるでしょうに。
第3の嘘が「割引」。買い手が何も言っていないのに値引きをする、店のなかに赤札が下がっている店、これは検討にすら値しません。そうした店の価格は値引きをした後の価格でもまだ高いというのが業界の常識です。(山口 遼さん)

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取材協力:アンドリュー・コクソンさん(デビアス・インスティテュート・オブ・ダイヤモンズ社長)、諏訪恭一さん(諏訪貿易会長)、山口 遼さん(宝石史研究家)
構成・文:清水井朋子
『グレイスフル・ウエディングジュエリー2008』
特集「成功するブライダルリング選び」より
『グレイスフル・ウエディングジュエリー2009』
特集「初めてのダイヤモンド百科事典」より
























