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ドレスのチカラ

第7回 MATSUO ドレスショップ紹介



第7回 MATSUO ドレスショップ紹介

40年以上の実績を持つウエディング専門のファッションメーカー、MATSUO。MATSUOの理念は"Art du Mariage――ウエディングを美しく楽しく進化させる"。その理念を類まれなるセンスで形にしてきた松尾敬造さん。
パリ・オートクチュールメゾンが手がけるドレス「ジャン・ルイ シェレル」をはじめ、ヨーロッパの伝統とモードを融合させた最高級のエレガントなドレスを日本の花嫁に提案し続けています。 経営者として、また元来のクリエイターとしてのマインドを持つ松尾社長のブライダルウェアに対する熱き想いとはー。

松尾敬造さん プロフィール
大阪府出身。ニューヨーク大学卒業。卒業後証券会社に入社、ニューヨーク勤務。その後、クラブDJとして80年代のNYのクラブシーンで活躍。帰国後東京芝浦ゴールドの メインDJとして日本のハウス・ミュージック・シーンを牽引。 1993年、松尾(株)入社。2000年、代表取締役社長兼チーフ・マーケティング・ディレクターに就任。2003年、それまでジバンシイや森英恵等オートクチュール系の ウエディングドレスのカッティングと縫製を手がけてきた日本最強のアトリエ技術チームとともに、クチュール・クリエーションズを設立。現在は日本発のラグジュアリー・ ブランドの開発に奮闘中。2006年、京都婚礼卸協同組合副理事長就任。

「未来のスタンダードを作りたい」という想いでウェディングの世界へ

MATSUOの2代目社長である松尾さんが、本格的に経営に携わるようになったのは今から15年前のこと。
NYのクラブシーンの第一線で人気DJとして活躍していた彼が帰国したのは、バブル後の不景気と共に低迷していたウエディングドレス市場に、新たなる風を呼び起こすため。

「NYで最先端のトレンドに触れるうちに、ステージ衣装のようなものばかりだった日本のウエディングドレスに対して、違う世界観があってもいいんじゃないかと思うようになったんです」と松尾さん。
提案したかったのは"これから"のウエディングドレス。「未来のスタンダードになるような新しいウエディングドレスが今の社会には必要だろうと。じゃあ、それを作っていくのは誰だ? と考えたときに、僕かなと(笑)」。

MATSUO 代表取締役社長松尾敬造さん

MATSUO 代表取締役社長
松尾敬造さん




最初に手がけたのは、カラードレスブランド「ステラ デリベロ」。クール×フェミニンという相反するテイストをひとつのドレスに集約した斬新なデザインは、発表するや否や、目の肥えたバイヤーたちに高評価で迎え入れられることに。

「新しいものを提案する喜び。そして、それを受け入れてもらえる喜びは、何物にも代え難いものでした」。
もちろん、これからのドレスを作っていくという信念が間違っていないと確信した瞬間でもありました。

以来、その直観力で次々にハイクラスのインポートドレスを見いだし、日本のウエディングのトレンドを牽引。
それは単に「花嫁の夢を叶えてあげたい」というサポート的な想いだけでは実現しません。

切り替えのみで形作られた「ジャン・ルイ シェレル」のフレアーのドレス。シャンパンカラーの優しい光沢が、上品さと大人の甘さをプラス。

切り替えのみで形作られた「ジャン・ルイ シェレル」のフレアーのドレス。シャンパンカラーの優しい光沢が、上品さと大人の甘さをプラス。



1950年代をイメージした「ジャン・ルイシェレル」のグラフィックドレス。ウエディングドレスを着た花嫁が、ゴールドのペンキの上を歩いて染まったような裾のペイントがこだわり。< /p>

1950年代をイメージした「ジャン・ルイシェレル」のグラフィックドレス。ウエディングドレスを着た花嫁が、ゴールドのペンキの上を歩いて染まったような裾のペイントがこだわり。



時代の一歩先を行く企業であるためには、「"Wantsの創造"と"Needsへの対応"。このふたつを的確に判断すること」だと松尾さんは言います。

その心は――。
「ウエディングというのは既にHappyな場ですからね。花嫁はウエディングドレスを着るだけで嬉しいもの。でも、提供する側がそこに甘んじてしまうと、進化はない。

なぜなら、工夫次第で、花嫁を思っている以上にさらに美しくすることができるはずなんです。そのためには、今あるHappyをもっと高めてあげるにはどうすればいいかを、常に意識しながら、チャレンジし続けることが大事。
まさにそれが、"ウエディングを美しく楽しく進化させる"ということ。花嫁の持つ夢を、もっと大きく膨らませるのが僕たちの使命だと思っています」。

(2008.08.28)

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