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ドレスのチカラ

第7回 MATSUO ドレスショップ紹介 2



第7回 MATSUO ドレスショップ紹介 2

松尾敬造さん プロフィール
大阪府出身。ニューヨーク大学卒業。卒業後証券会社に入社、ニューヨーク勤務。その後、クラブDJとして80年代のNYのクラブシーンで活躍。帰国後東京芝浦ゴールドの メインDJとして日本のハウス・ミュージック・シーンを牽引。 1993年、松尾(株)入社。2000年、代表取締役社長兼チーフ・マーケティング・ディレクターに就任。2003年、それまでジバンシイや森英恵等オートクチュール系の ウエディングドレスのカッティングと縫製を手がけてきた日本最強のアトリエ技術チームとともに、クチュール・クリエーションズを設立。現在は日本発のラグジュアリー・ ブランドの開発に奮闘中。2006年、京都婚礼卸協同組合副理事長就任。

花嫁にもチャレンジ精神を。

「ようやく、クリエイティブなウエディングシーンのスタートラインに立ったばかり。本当の意味で美しく進化していくのはこれから」と断言する松尾さん。 そのためには、花嫁自身にもチャレンジ精神が必要なのだとか。

モデル・春香さんの感性とクチュールクリエーションズの持つ技術とのコラボによって生まれた「BIANCAROSA」。

モデル・春香さんの感性とクチュールクリエーションズの持つ技術とのコラボによって生まれた
「BIANCAROSA」。


「皆さん、ある程度は『自分にはこういうドレスが似合うんじゃないか』とイメージを持っていらっしゃると思うんですよね。Aラインだとか、スレンダーだとか。もちろん、それはそれで試着してみると良いと思います。

でも、もう少し他のタイプにもトライしてみてはいかがでしょうか。クラシックなイメージに固執せずに、コンテンポラリーなドレスを着てみることで、新しい発見や感動に出会うこともあります。

本当によく考えてあるドレス――特にクチュールは、花嫁が着た時にいかに美しくなれるかを計算してデザインされていますから。

主役はドレスではなく、花嫁。だからこそ、積極的にチャレンジすることによって、思わぬ個性を発揮できるかもしれませんよ」。
花嫁を最高に輝かせる1着を見つけるには、ショップスタイリストの手腕も重要。

松尾さん曰く、「『私にはこれが似合う』と伝えたときに、『そうですね』と肯定しかしないスタイリストには気をつけたほうがいいでしょうね。花嫁の美しさをもっと引き出すドレスは何か、という観点で、一緒にドレス選びをしてくれる人を探してください」。

そういう意味でもMATSUOは、スタッフ教育にも熱心な企業。根底にあるのは、Change(新鮮な発想)、Care(深い思いやり)、Creativity(創造的な仕事)の3つのC。

「例えば、ショップスタイリストなら、こういう人はAラインが似合うという固定観念に縛られず、自分のスタイリングアイデアを常に革新(Change)していきなさいと。それが、クリエイティブな提案につながる。
そして、お客様へのケアはもちろんのこと、"美しく作られたドレスが最高に活きるお客様はどんな人なのか"というドレスに対する愛情も忘れずに。それら全てはビジネスの基本です」。

現在、松尾さんが特に力を入れているのは5年前から始めたショップ作り。

「マリア ラブレース」、「アンケリー ブライズ」、この4月には"ラグジュアリー・メンズ・フォーマルスタイル"をコンセプトにしたメンズ専門店「セレブレス」もオープン。
花嫁・花婿と直接接点を持つことで、より多面的なウエディング提案をしたいとの想いからだ。共通のこだわりは店の持つ"世界観"。

(上)開放感のある「マリア ラブレース」店内では、ゆったりした気分でドレスをセレクト。(下)メンズ専門店「セレブレス」では、音楽に詳しいスタッフが、お客さまの好みに合わせたBGMでおもてなしすることも。

(上)開放感のある「マリア ラブレース」店内では、ゆったりした気分でドレスをセレクト。
(下)メンズ専門店「セレブレス」では、音楽に詳しいスタッフが、お客さまの好みに合わせたBGMでおもてなしすることも。


「例えば、『マリアラブレース』はドレスのシルエットが映えるよう白いスタイリッシュな空間にこだわりました。2階は当時NYのセレブたちの社交場になっていたイアン・シュレーガーがプロデュースしたホテルロビーのようなリュクスな感覚をデザインに取り入れました。

自由が丘の『アンケリー』は一転してウォームな世界観を作りたかったので、"もしもパリのマレー地区にドレスショップがあったら"みたいなところからスタートしています。

『セレブレス』は間違ってもフォーマルという堅いイメージのものにはしたくなかった。最終的に"音楽好きな貴族のパーティ・ワードローブ"というアイデアがコンセプトとして浮かびました。

少し重くなりがちなタキシードを、ロングチュニック丈で軽いイメージに仕上げた、 「ジャン・ルイ シェレル」のメンズフォーマル。

少し重くなりがちなタキシードを、ロングチュニック丈で軽いイメージに仕上げた、 「ジャン・ルイ シェレル」のメンズフォーマル。


一生に一度の晴れ姿を決める時は、ゆったりした気分でいたいもの。それが叶うテーマ性のある贅沢な空間作りをすることで、お客様と幸せを共有したいんです」。

(2008.08.28)

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